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独自調査

オンライン採用はどこまでが適切?最も多かった声は「一次面接まで」|オンライン採用に関するアンケート調査

近年、新型コロナウイルスの蔓延に伴い、企業の採用の仕方にも変化が出てきました。その一つに「オンライン採用」があります。

オンライン採用とは、従来のような対面の面接を主体とした採用活動ではなく、オンラインのミーティングツールなどを活用した説明会や面接を行う採用活動のことを指します。オンライン採用を導入している企業が増えていく中で、このオンライン採用の導入済かどうかで企業の人材不足の状況などにも影響はあるのでしょうか。

そこで今回、KUROCO株式会社ではオンライン採用に関するアンケート調査を実施しました。

調査概要は以下の通りです。

≪調査概要≫

調査方法:Webを使ったアンケート調査
調査期間:2021年9月10日~2021年9月24日
調査対象:ココワンリサーチ登録者
有効回答者数:642名(男性317名、女性325名)

オンライン採用のメリット、第一位は“スケジュール調整がしやすい”

まずは、オンライン採用のメリットについての調査結果です。

調査結果は以下の通りになりました。

図:オンライン採用のメリットだと思うことを教えてください。(n =642)複数回答

上位5位をまとめると以下の通り

  1. スケジュール調整がしやすい
  2. 選考スピードが速くなる
  3. 特になし
  4. コストの削減につながる
  5. 今まで会えなかった人材と出会える

オンライン採用のメリットとして最も多かったのは、「スケジュール調整がしやすい」という声でした。従来の就活では移動に時間がかかっていました。

しかし、オンラインになってからは移動時間がかからない分、就活生、人事ともにスケジュール調整がしやすくなったのだと考えられます。就活生目線では、大阪の会社を受けた直後に東京の会社を受けることが出来ますし、人事目線では全国の就活生どこでも社内で説明会、面接ができます。出張や面接のための会議室準備なども必要ありません。このように双方にとって時間を節約できるため、スケジュールが調整がしやすくなったと考えられます。また、スケジュール調整がしやすくなったことは、第二位の「選考スピードが速くなる」にもつながることだといえます。オンライン採用は、スピード感のある採用活動が実現出来るという点に強みを感じている方が多いのでしょう。

オンライン採用のデメリット、第一位は“相手の反応が分かりにくい”

続いて、オンライン採用のデメリットについての調査結果です。

調査結果は以下の通りになりました。

図:オンライン採用のデメリットだと思うことを教えてください。(n =642)複数回答

  1. 相手の反応が分かりにくい
  2. 会社の雰囲気がうまく伝わらない
  3. 通信環境を整えなくてはならない
  4. 特になし
  5. 使い方が分からない

オンライン採用導入のデメリット第一位は、「相手の反応が分かりにくい」という回答でした。対面の面接や説明会に比べ、どうしても画面越しでは情報量が少なくなってしまうからだと思います。たとえば、オンライン採用では、ほとんど画面に映っている顔の情報しか見えません。一方対面の場合、手や足の動き、服装などの身だしなみ、集団面接における他の人の話を聞くときの態度、待ち時間や入室時の態度などさまざまな情報が入ってきます。そういった受け答え以外の情報がオンラインでは入ってきにくくなるため、反応が分かりにくいというデメリットにつながるのではないかと思います。

また、次いで多かったのは「会社の雰囲気がうまく伝わらない」という声でした。実際に会社に訪れると、会社の外観やエントランス、実際に働く場所、会議室、社員の雰囲気などあらゆる場所で会社独自の雰囲気が感じられます。しかし、オンラインではそれを伝えるのが難しいという点がデメリットなのだと考えられます。オンライン採用を導入する際は、オンラインで会社の雰囲気を伝えるための工夫が重要になりそうです。

人材不足だと感じている企業は全体の「70%超」

図:勤務先の人材不足の状況について(n=458

勤務先の人材の不足の状況について聞いたアンケートでは「おそらく人材不足だと思う」という声が最も多い結果になりました。わからないという回答を除いて集計すると、「深刻な人材不足だと思う」+「おそらく人材不足だと思う」は全体の72%を占め、多くの会社で人材不足となっている状況がうかがえます。

採用を実施している企業のうちオンライン採用を実施している企業は「約30%」

図:オンライン採用の実施状況について(n =458

オンライン採用の実施状況についての調査では、「採用はしているが、オンライン採用は実施していない」という声が最も多い結果となりました。

採用をしている企業として集計したところ(「採用を実施していない」「わからない」と回答した人を除いて集計)、オンライン採用を導入しているのは約30%という結果になりました。おおよそ3社に1社程度実施しているということになります。

オンライン採用を始めた時期、コロナ前の方が多いという結果に

図:オンライン採用を始めた時期(n=65

オンライン採用を始めた時期を調査したところ、開始時期が分かる回答の中では「2020年7月~2020年9月」が最も多いという結果になりました。

新型コロナウイルスが日本で蔓延し出したのが、2020年1~3月頃だったので、それ以降に導入し始めた企業が多いことが分かります。コロナウイルスの影響でオンライン採用を取り入れ始めた企業が多いのではないかと考えられます。

オンライン採用を導入している方が、人材不足の企業である割合が多い

図:オンライン採用導入の有無別、人材不足の状況(n=205

オンライン採用の実施有無と、その企業の人材不足の状況を集計した結果、オンライン採用を導入している企業の方が人材不足である割合が多いという結果になりました。

オンライン採用を実施している企業の方が、新しい採用の形を取り入れているため、人材不足でないのではと予想していましたが、どうやらそういったことはなさそうです。むしろ、人材不足だからこそ積極的に新しい採用の形を取り入れて改善を試みている企業が多いのかもしれません。

オンライン採用をどこまで取り入れてよいか、最も多かった声は「一次面接まで」

図:オンライン採用について、どの選考過程までなら取り入れてよいと思いますか(n=642

オンライン採用について、どの選考過程までなら取り入れてよいかといアンケートを実施しました。

※選考過程は、「説明会⇒一次面接(人事担当者クラス)⇒二次面接(人事マネージャークラス)⇒最終面接(役員クラス)」と仮定して調査しています。

調査の結果、最も多かったのは「一次面接まで」という声でした。全体で見ると、取り入れるべきではないと回答した人の割合は約15%で、大部分の人が部分的にもしくは最終面接までオンライン採用を導入することに抵抗がないことが分かりました。

女性のほうが男性よりもオンライン採用導入に対して前向き

図:男女別のオンライン採用を導入してよいと思える範囲について(n=642

また、男女別で集計した結果、「オンライン採用を取り入れるべきではない」と答えた男性の割合はという結果に。このことから、女性のほうが男性よりもオンライン採用に前向きだということが分かります。

図:年代別オンライン採用を導入してよいと思える範囲について(n=642

また、同じ調査を年齢別でも集計してみました。その結果、「取り入れるべきではない」と回答した人の割合について、30代が他の年代に比べ低いということが分かりました。このことから、年齢が若い人のほうがオンライン採用導入に対して抵抗が少ないのではないかということが分かります。また、どの年代においても「一次面接まで」という回答の割合がもっとも多く、二次や最終までは抵抗があるが、人事担当者クラスまでなら問題ないと考えている方が多いようです。全体的には部分的にオンライン採用を取り入れることにはどの年代も80%以上の人が賛成であることも分かりました。

まとめ

最近では、様々なオンライン採用に関するツール、サービスも出てきています。採用全体の市場規模としてはコロナウイルスの影響で2019年~2020年でやや下がりましたが、全体的にオンラインシフトの傾向も強まっており、今後オンライン採用は注目の取り組みです。

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