中小企業のデータ分析・活用支援ならKUROCO

ホーム 9 事例・実績 9 ブランド横断型施策と運用体制の改善によりEC化率1.6倍を実現|アパレル企業F社事例

ブランド横断型施策と運用体制の改善によりEC化率1.6倍を実現|アパレル企業F社事例

2019年11月22日

導入前の課題

ブランドごとのEC運営と組織体制で、集客や営業効率にバラつきが生じていた

全国約80店舗・年商100億円、複数のアパレルブランドを所有するアパレル企業。ブランドごとにECを運営する体制を取っていたため、サイトの有無・形態・組織体制などが各ブランドに依拠していた。そのため、会社全体としてのEC事業における集客効率が最大化されておらず、潜在成長性を具現化できていないという課題があった。

例えばあるブランドにおいては、売上の大部分を大手モール販売に依存してしまっており、タイムセールや○○%オフ、まとめ買い割引などによる販売促進が主な施策であったため、結果として、売上に対する営業利益率が鈍化している状況であった。

導入後の効果

ブランド横断型サイトの構築、施策や体制を改善し、EC化率3%→5%を実現

ブランドごとに会員顧客の販売傾向(RFM)・ターゲット顧客ニーズの調査・EC要件の把握と整理を実施。その結果、ブランドを横断したの自社サイトの統括運営が高収益化と顧客接点強化につながる可能性があることが分かった。

ブランド横断型ECサイトの構築、マーケティング施策の見直し、物流を含めた運営体制の再構築を行うことで、

  • 顧客当たりの第2・第3ブランドの認知と購入数の向上
  • まとめ買いや追加購入キャンペーン等による購入単価の向上
  • モール出店経費を販促経費に配分することによる営業利益率の向上

を実現し、それに伴いEC化率は3%→5%へ成長した。

KUROCOのDX支援

KUROCOでは「DXの進め方がわからない」「データ活用に取り組みたい」といった課題を抱えている企業さまを支援しています。DX推進でお困りの方はお気軽にご相談ください。

関連記事

美容室のリピート率を上げる方法 8選
美容室のリピート率を上げる方法 8選

「新規集客には成功しているのに、売上が安定しない…」という悩みを抱える美容室オーナーの方も多いと思います。 売上が安定しないことの原因として、既存顧客のリピート率の低さが挙げられます。 リピート率が低ければ、せっかく獲得したお客様もすぐに離れてしまい、広告費や集客にかかる労力ばかりが増え、安定した売上にはつながりません。 本記事では、美容室におけるリピート率の重要性と、今日から実践できる改善施策、避けるべきNG行動を解説します。 リピート率を上げ、安定して美容室を経営したいオーナーの方はご覧ください。...

DX人材とは?必要なスキル・役割・育成方法を徹底解説
DX人材とは?必要なスキル・役割・育成方法を徹底解説

デジタル技術を活用して業務やビジネスモデルを変革する「DX(デジタルトランスフォーメーション)」は、もはや一部の大企業だけが取り組むものではありません。 中小企業においても競争力を維持するために不可欠となってきており、DX化の鍵を握るのが「DX人材」です。 しかし、DX人材とは具体的にどのようなスキルや役割を持つ人材を指すのか、わからないという方も多いでしょう。 本記事では、DX人材の特徴や求められるスキル、役割の分類、育成方法までをわかりやすく解説します。 これから自社でDX化を進めたい経営者・人事担当者の方はぜひご覧ください。...

AIとは?主な種類と技術、メリットやリスクを分かりやすく解説
AIとは?主な種類と技術、メリットやリスクを分かりやすく解説

AIとは?今なぜ注目されているのか AIとは「Artificial Intelligence」の略で、人間の知的活動を機械で模倣する技術を指します。 例えば、人が大量の文書を読んで要点を整理するのと同様に、AIは膨大なデータを分析してパターンを見つけ出すなど、自律的に判断することができます。 もともとは研究機関や一部の企業で使われる専門技術でしたが、ChatGPTをはじめとした生成AIの登場によって、実用化が一気に加速しています。 チャットボットや音声アシスタント、自動運転など、さまざまな領域で活躍しています。 生成AIとは...