データ分析の意義とそのために設定すべきKPI
KUROCO株式会社代表の齋藤です。2021年もあと僅かとなってしまいました。この1年いかがでしたでしょうか。
弊社は、様々な仕事に恵まれ、またリリースしてから1年ほど経つEC-DashBoardも新たな展開が見えてきて、2022年に向けて更に加速していこうという状況です。
目次
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データ分析の2つの意義
さて、まずは改めてデータ活用の意義についてお伝えしたいと思います。
そもそも日本においてはデータ分析や活用について、後回しにされてしまうケースが多いと思っています。それは、データ活用は「重要度」は高いものの「緊急度」は低いからです。
企業にとっての目的は売上や利益を上げること。そのための手段として各種マーケティングや営業活動、そのための組織があります。そしてその手段をより効率性・生産性高く実現するための「道具」としてデータが存在します。
そのため、データ活用から売上増加というのがイメージしづらいのが現状です。重要だと思っているけど、よく分からないから緊急性は低く、それ故、すぐ成果が出そうに”見える”施策系のツールやサービスに手が出てしまうのだと思っています。(施策系ツールやサービスが悪い、ということではありません。)
弊社の役割としては、データ活用の重要性、そしてその効果をもっと実現し発信していくことだと思っています。
データ活用の意義についてですが、大きく2つあります。
①データの分析
一つ目はデータの分析です。現状を客観的に把握し、課題を整理し、売上成長させていくために何が必要かを明確化することが重要です。それにより、「目的」達成に向けてどの方向へ進むべきかどうかが分かります。
②データの可視化
二つ目はデータの可視化です。データ分析により方向性が定まり、何をすべきなのかもデータに基づいた仮説が立ちます。しかし、実際には施策をしないと分からないことも多いです。
そこで、実施している施策を検証し、改善に繋げることが重要であり、そのためのデータを可視化することでそれが可能となります。結果、スピーディかつ精度の高いPDCAを回すことが可能となります。
ぜひデータ活用する際には、まずは現状をしっかり分析してみてください。
そして、日々の施策、業務の結果がどの数字に反映されているのか(されなかったのかも含めて)検証するためのデータの可視化も目指してください。この2つを実現することで、確実に売上を上げることが可能となります。少なくとも私はそう信じています。
KPIの重要性
そして上記進めるに当たって、設定すべきは「KPI」です。
漠然とデータを見て施策を講じても目的がなく進んでいるのと同じです。どんな指標を置き、どこまでの数字を目指すのか、そしてその数字を達成するために何をすべきなのか、それが重要です。
次の表は、EC事業におけるKPI表の例になります。いきなりKPI③までの設定はしなくて良いですが、KPI①や②程度の粒度では設定しましょう。
図.KPIと施策および検証データ例
このKPIを設定するために先ほどの「①データの分析」が必要となります。そして設定したKPIを追いかけるための施策を決めて実行し、「②データの可視化」により検証・改善を繰り返していくのです。
今回はここまで。また、2022年もよろしくお願いいたします。
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