CVR(コンバージョン率)の計算式と7つの改善施策
CVRとは Conversion Rate の略で日本語では「顧客転換率」や「転換率」と訳さ、一般的には「コンバージョン率」とも呼ばれることも多いです。その名前の通りコンバージョンの割合を示す値で、サイトがどれくらいビジネスに貢献しているかを知るための重要な指標です。
そこでこの記事では、CVRの計算式と改善施策の例を解説します。
目次
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CVRの計算方法
CVRはコンバージョンの割合を示す値なので、以下のような計算式で算出します。
CVR(コンバージョン率)= コンバージョン数 ÷ サイト全体のセッション数 × 100
例えば、月に20件の購入件数があり5000セッションのアクセスがあるネットショップの場合は
200 ÷ 5000 × 100 = 4%
なのでCVRは4%となります。
何をコンバージョンとするかはサイトによって異なり、「商品の購入」をコンバージョンとする場合もあれば、「資料請求」「会員登録」などをコンバージョンとする場合もあります。
回数ではなく”人数”に注目する場合の計算式
「会員登録」をコンバージョンとしている場合などは”セッション数”を使わず”人数”を軸にして、以下のような式にCVRを算出することもあります。
CVR = 新規会員数 ÷ サイト全体の訪問者数 × 100
ただし”人数”で算出する場合、同一ユーザーによるコンバージョンを整理したりする必要があり、”セッション数”に比べて集計に手間がかかります。特別な理由がない場合はコンバージョンの”件数”とサイトの”セッション数”でCVRを記録しておきましょう。
CVRの平均と目安
一般的に、CVRは1〜3%と言われることが多いです。しかし、実際は業種や業態、流入元、コンバージョンの種類によって大きく異なります。
基本的には、自社サイト内のコンバージョンごとにCVRの推移を定点観測して改善していくことをおすすめします。
もしサイトの運用を始めたばかりで過去のデータがない場合には、まず1%を目安にサイトへの流入数の目標を立てておきましょう。
実際にサイトを運用して行く中で自社サイトのCVRの平均や目安は見えてくるので、その値をもとに改善を行い変化を確認していきましょう。
CVRを改善するための7つの施策
CVRが低い場合も、その原因には様々なものが考えられます。
大きく分けると
- コンバージョンそのものに課題がある
- CVフォームに課題がある
- サイト内に課題がある
- ターゲットや広告に課題がある
の4つが考えられます。それぞれの課題に合わせた対策には、下のようなものが考えられます。
- コンバージョンそのものに課題がある
- コンバージョンの種類を増やす
- CVフォームに課題がある
- フォームの項目やエラーを減らす
- サイト内に課題がある
- 企業情報やお客様の声を掲載し、信頼性を高める
- 無駄な情報を省き分かりやすいサイトにする
- ターゲットや広告に課題がある
- 広告文やバナーを見直す
- 広告の出稿先やターゲット自体を見直す
- 市競合の施策や、季節要因を調査する
自社の課題に合わせて、適切な改善施策を行なっていきましょう。CVRにおける課題の見分け方や詳しい改善方法は「CVR(コンバージョン率)を高める方法」で解説しています。
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