よくあるデータ活用のお悩みとその解決法
データ活用を進めていく上での課題は、大きく3つに分かれます。
- (1)分析・活用方法について
- (2)データ取得について
- (3)システムについて
目次
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(1)分析・活用方法について
その下の(2)(3)について、進める上でも(1)が根本になってきます。(1)の中でも課題や疑問点は様々で、
- そもそもデータを分析したり活用することで売上が上がるのか?
といった初歩的な疑問から
- 今定期的に行っている分析や、導入しているBIツールを最大限活かしたい
といった中上級レベルの課題など、その企業のデータに対する取り組み状況に応じて変わってきますが、出来る限り網羅的にデータの「分析・活用方法について」回答すると、まず、データを分析、活用出来るようになることで業績は上がります。これは統計的にも出ています。
分析、活用「出来る」ようになる、というところが味噌ではあるのですが、データ分析することにより、
- どのような人が(性年代などの属性や新規、リピート状況など)
- いつ、どこで
- 何を(単品はもちろん買い合わせや属性ごとの売れ筋など)
が定量的に把握できるため、今までの経験や感覚ではなく、数字に基づいた次のアプローチが出来るからです。
そして、実際に行った施策についても、また数字で検証できるため、上手くいった・いかなかった、それが何故なのか、の仮説の精度が高まります。それ故、施策の効率性・生産性が高まっていきます。
その結果として、施策の費用対効果がまず上がり(相対的なコスト削減)、継続的な売上アップにも繋がっていきます。
そのために重要となってくるのは、どう分析していくのかの設計となります。そのためには今一度自社あるいは事業の売上を上げるために何が寄与しているのか把握することが大切です。また、それを可能な限り精緻に効率よく確認出来ることも業務推進には重要です。
(2)データ取得について
そもそもデータ分析、活用しようにも、そのためのデータがない、あるいは取得が困難というケースも非常に多いです。特に大企業や老舗企業ほど、システムが事業部またいで多岐に渡っていたり古くて欲しいデータが取り出せなかったり、あるいは委託しているシステム会社が管理しておりスムーズに取れない、あるいは取得するだけで費用がかかるなど、よくあります。
各種データが事業部ごと、あるいはグループ会社ごとに分断されているのは仕方ないですが、企業全体として、一元管理されていることが重要です。
システム構築されているのがベストではありますが、それが難しい場合、定期的に各種データを収集し、本部機能を持つ部署にて管理し、各種データの意味や結合方法等、理解しておく必要があります。
もし売上を上げるための分析に必要なデータが取得できない場合、次の(3)システムについてもそうですが、取得できる方法を検討する必要もあるでしょう。
(3)システムについて
データを抜け漏れなく蓄積する上ではシステム化は必要だと考えています。しかし、そのデータを分析する、可視化するといった活用部分についてはいきなりシステム化する必要もございません。
エクセルやTableauといったセルフ型のツールで十分と考えています。何故なら、重要なのは売上を上げるということ、そしてそのための施策や業務であり、そのためにデータを活用する、ということなので、まずはデータを使って業務を推進することが重要です。
いきなり作りこんでしまってそれが不十分である場合、はじめからシステム化してしまうとコストがかさんでしまいます。エクセル等でデータを活用しながら業務を回していき、検証・改善を繰り返していき、自社にとって最適な活用方法が見えてから更なる効率性を求めてシステム化するのがあるべき推進方法だと思っています。
いかがでしょうか。「データ分析」「データ活用」は、とても意味合いが広く、一言ではどうしたら良いと説明できるものではありません。
上述した通り、企業の現状の活用状況によっても課題は様々ですし、上述したこともほんの一部に過ぎません。ぜひぜひ、これからもっとデータ分析、活用をしていきたいと思っていましたらお気軽にご相談ください。
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