データ活用におけるよくある課題と解決するために必要なこと
データ活用したいというご相談を定期的にいただきますが、直面している課題が似ていることが多いです。そこで、そのよくある課題とそれらを解決するために必要なことについてお伝えします。ぜひ自社の状況と比較してみてください。
目次
データ活用のお悩み KUROCOにご相談ください
1.データ活用において抱えている課題
(1) ツールが活用できていない
収集した売上等のデータ分析のため、エクセルやTableauなどのBIツールを利用しているが、十分に活用できていない
(2) 売上向上のためのデータ分析ができていない
ビジネス現場に対してデータフィードバックが十分にできておらず、データを活用した売上向上施策に繋がっていない
(3) データ活用が属人的になっている
社内で十分に共有・共通化できておらずデータ分析のスキルが属人的であり、統一的な見方で分析する環境が整っていない
大なり小なり上記のような課題を抱えている企業は多いのではないでしょうか。そしてこれらの課題は、「そもそもデータ活用に対してネガティブな心理的要因がある場合」と「データ活用に対してポジティブではあるがスキルや環境などに原因がある場合」との2つに分けられます。
2.データ活用の課題に対する根本原因
(1) データ活用に対してネガティブ
- なぜデータ分析するのかやデータを活用する目的がわからない
- 上司や組織がデータ分析への関心が低く自分だけで利用しにくい
(2) データ活用のスキルや環境に課題
[人のスキル]
- エクセルやBIツールなどの使い方がよく分からない
- データ分析結果の活かし方がわからず活用できていない
[データ分析の内容]
- データ分析が不十分で活用できない
[データの収集]
- データが古い、欠損があるなど、活用するためのデータが収集・蓄積出来ていない、あるいは取り出せない
[利用環境]
- データ分析結果を確認したいときに利用できない(環境が限定的など)
上記のような根本原因が複数混在しているケースは非常に多いです。そしてこれら根本原因を踏まえて解決するために必要なことは次の3つになってきます。
3.データ活用できるようになるために必要なこと
(1) データを活用する文化の醸成
企業においてデータをビジネス(事業)に活用するためには、それが必要不可欠だという風土をつくることが必要です。データ活用により業績を伸ばし続けているワークマン社やグッデイ社は、エクセル経営やデータアカデミーといった全社でデータを活用していくことが当たり前となっています。また、これをトップが発信している、ということも重要です。
経営においてデータが重要であるということをトップダウンで伝え続けていくことが不可欠だと思っています。なぜなら一朝一夕で出来るものではなく、目に見える効果もすぐに表れるわけではないので、長期的にやっていくことが重要だからです。
(2) アクションに繋がるデータ分析の実施
主はビジネス(事業)であり、それを推進するための一つの道具としてデータ分析があります。従って、施策や業務に紐づかなければ意味がありません。
目的:売上・利益向上 ⇔ 手段:各種施策・業務(商品開発、マーケティング、営業等) ⇔ 道具:手段の効率性を高めるためのデータ分析・活用
この「目的⇔手段⇔道具」が連動する必要があるのです。
(3) データ活用スキルの向上
そして先ほどのワークマン社やグッデイ社もそうですが、スキル向上も重要です。
弊社は企業のデータ活用支援をしてはいますが、本来は主であるビジネスを推進している現場社員がデータ活用スキルを身に付け、自社内でデータを分析して施策や業務に落とし込み、検証・改善を繰り返していけることが一番だと思っています。
そのためには経営層のデータに対する理解や現場社員の具体的な分析スキルの向上は重要でしょう。
いかがでしたでしょうか。貴社内で進めていく上で不明点などあればいつでもご相談ください。まずはディスカッションしましょう。
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