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EC事業における「マスターデータ」管理のポイント

EC事業における「マスターデータ」管理のポイント

EC事業は、他の事業と比較して、データを活用して売上を上げる、ということが実施しやすい業態です。 そして、データを活用していくうえでも特に重要なデータが「マスターデータ」です。

そこでこの記事ではEC事業における「マスターデータ」の重要性と管理のポイントを解説します。

業態別のデータ活用による売上の上げやすさ

EC事業は、他の業態と比較すると、販売実績データはもちろん、お客様が店舗に来たという、アクセスデータもリアルタイムで蓄積されています。

これは、例えばほとんどの活動状況を手入力していかなくてはならないBtoB事業の法人営業などと違い、非常に効率的、かつ正確にデータが蓄積されるため、精度の高いデータ分析を可能とします(図1)。 

図1 業態別のデータ活用による売上の上げやすさ(上にある業態ほど上げやすく、下にある業態ほど上げにくい) 

しかし、EC事業においても一点だけ、注意すべきことがあります。

それはマスタです。とくに商品マスタデータの作成方法はとても重要です。

データ上で商品の種類をすぐに把握できるようにする

商品のマスタデータをECサイトの決済カートシステムのみで管理している場合、次のようなことが起こっていないでしょうか。

例えば図2のようなサイトを例に挙げましょう。 

図2 ECサイトのカテゴリ表示例

https://tsumami-ichirindo.com/category/item/pa-tu/

商品のカテゴリとして、道具、パーツ、ビラ、布があり、その先にパーツであればかんざし足、ワイヤーなどが定義されています。

注意すべきは、布の下にある「お買い得品」になります。

もし、カートの仕組上、道具、パーツ、ビラ、布といった商品の種類に該当するカテゴリとは別に、割引して販売するセールとして「お買い得品」かどうかを区別するフラグが付けられるのであればよいですが、もし、商品マスタ上、ひとつの商品に対してひとつのカテゴリしか付けられない場合、お買い得品に入っている商品が道具なのかパーツなのかビラ、布なのか、商品の種類がデータ上すぐに把握することができません。

もちろん商品名を見て、後から自分でどの種類なのかカウントすることはできますが、非常に大変です。

例えば、カテゴリごとの分析をする場合、Aという商品が「お買い得品」となっていた場合、それが道具なのかパーツなのか、ビラ、布なのかが分からないため、正しく商品の種類別に分析することができなくなってしまいます。

定価で販売されたのか、セールで販売されたのか

また、商品の種類とは別に「お買い得品」かどうかを区別するフラグを付けられる決済カートシステムであっても注意が必要です。

例えば同じAという商品において、1月は定価で販売していたが、2月はセール(お買い得品)として販売していた場合です。

販売実績データ上に、定価で販売されたのかセールで販売されたのかが分かるようになっていればよいですが、なっていない場合はその商品がいつからいつまでセールで販売されたのかを別で管理する必要があります。

カテゴリは”漏れなくダブりなく”

商品カテゴリをいくつでも付けることができるカートも存在します。その場合、カテゴリが漏れなくダブりなく、所謂MECEに設定されているかがとても重要です。(参考:問題解決に欠かせないロジカルシンキングのやり方)例えば以下です。

  • 商品の種類(大分類、中分類、小分類)…… 例:Tシャツ(大分類)、ロングTシャツ(中分類)、無地(小分類)
  • ブランド
  • デザイナー
  • 定価販売orセール

販売区分したいカテゴリについて、それぞれ該当する項目を入れていくことが重要です。

この商品マスタさえ抜け漏れなくダブりなく整理されてさえすれば、データ分析の半分は完了したといっても過言でないほど重要なので、意識してください。  



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