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【データ分析の第一歩】Webサイトのアクセス数・PV数を調べる方法とは?データ解析を行う会社が徹底解説!

今回はデータ分析の一歩となる、Webサイトのアクセス数の調査方法を解説します。
アクセス数の正しい意味や、無料のWebサイト分析ツール「Google Analytics(GA4)」を使用した基本的なアクセス数の確認方法についても解説していきます。
※この記事は2023年8月12日時点の内容です。

1.「アクセス数」という指標はない?

アクセス数とは「ユーザーがWebサイトにアクセス(接続)した回数」です。しかし、厳密には、アクセス数という指標はなく、「ページビュー数」や「セッション数」、「ユーザー数」等が総称としてアクセス数と呼ばれることがあります。

1-1. ページビュー数、ユーザー数、セッション数の違い

今回は、Google Analytics(GA4)を軸に解説していきますので、GA4に基づいた指標の意味合いで紹介します。

  • ページビュー:Webサイトのページが表示された合計数を指します。PV数とも呼ばれます。
  • ユーザー  :Webサイトを訪れたユニークなユーザーの合計数を指します。
  • セッション :ユーザーがWebサイトを訪れた回数を指します。訪問数とも呼ばれます。

これらの指標は、目的に応じて見る切り口が変わります。
例えば、ページビュー数は多いがユーザー数が少ない場合、そのWebサイトはリピーターが多いと判断できます。一方で、ページビュー数とセッション数がほぼ同じ数値の場合は、ユーザーは1回の訪問で1ページしか閲覧されていないと判断できます。

このように、アクセス数と一括りにしても、指標をどのように見るかによってWebサイトの現状を詳細に把握できるようになるのです。

参考:アクセス数とは?ユーザー数、セッション数、PV数との違い

1-2. なぜアクセス数の計測が必要なのか

アクセス数を計測することで、どのようなユーザーがWebサイトを訪問し、どのくらいの時間、どのページを閲覧しているかを把握できます。

一方で、アクセス数が計測されていない場合、ユーザーに必要とされている情報を適切に提供できているかを定量的に判断することは難しいでしょう。
Webサイトのアクセス数を計測し、適切に分析して状況を把握していきましょう。

 2.アクセス数が計測される仕組みとは?

Webサイトのアクセス数を計測するためには、基本的に分析ツールが必要となります。
分析ツールにはいくつか種類があり、「Google Analytics4(GA4)」「Microsoft Clarity」「Adobe Analytics」などが代表的です。
Adobe Analytics」を除く2つの分析ツールは無料で利用できます。
これらの分析ツールは、計測タグというものを提供しており、このタグをWebサイトのHTMLに埋め込むことで、Webサイトのアクセス数を計測出来るようになります。

本記事では具体的な設定方法は省略しますが、この計測タグを埋め込むことでアクセス数が計測できる仕組みについて簡単に紹介します。

まず、WebサイトはHTMLと呼ばれるプログラミング言語で構成されておりHTMLによって記述されたWebサイトの構造(HTMLファイル)はWebサーバーに格納されています。そして、ユーザーがインターネットに接続したブラウザ(例えばGoogle ChromeやFirefoxなど)でWebサイトにアクセスすると、ブラウザがWebサーバーからHTMLファイルを読み込んでWebサイトを表示します。

先ほど説明した計測タグは、このHTMLファイル内に埋め込むものなので、ブラウザがHTMLファイル内の計測タグを読み込んだ時点でアクセスが計測される仕組みになっているのです。

ここまでがアクセス数の計測に関する基本的な説明でした。
次に、アクセス数を調べる方法について説明します。

3.Googleアナリティクス(GA4)でアクセス数を調べる方法

本章では、GA4管理画面からセグメント毎にアクセス数を調べる方法を解説します。

3-1.流入経路別のアクセス数を調べる

流入経路別のアクセス数は次の手順で確認できます。

  1. GA4の管理画面左側にあるメニューの「レポート」をクリック
  2. ビジネス目標の項目の中の「見込み顧客の発掘」をクリック
  3. 見込み顧客の発掘の中の「トラフィック獲得」をクリック

すると以下のような画面が表示されます。

流入経路別のアクセス数を調べることで、集客に貢献している流入経路導線や広告のパフォーマンスもを把握することができます。

画面上に表示されている「デフォルトチャネルグループ」とは、基本的な流入経路というような意味で、ユーザーがどの方法で流入したのかを示すGoogleが定めた大枠の流入方法を指します。

  • Organic Search:検索エンジンからの流入
  • Referral:外部サイトからの流入
  • Paid Search:リスティング広告からの流入

などの流入経路別のアクセス数として「ユーザー数」や「セッション数」を確認することができます。上記の画面では折れ線グラフと棒グラフで「ユーザー数」が表示されています。

画面下に表示されているテーブルではサイト全体のユーザー数やセッション数、流入経路別のユーザー数やセッション数を確認できます。また、画面下のテーブルの「セッションのデフォルトチャネルグループ」をクリックすると、「セッションのメディア」、「セッションの参照元」などに切り替えてより詳細な流入経路を調べることができます。

  • セッションのメディア:ユーザーがどの方法で流入したのかを示す流入方法を指します。(例:cpc、referral、display等)
  • セッションの参照元 :ユーザーがどこから来たのかを示す流入経路の種類を指します。(例:google、yahoo、●●●.ne.jp等)

3-2.ページ別のアクセス数を調べる

ページ別のアクセス数は次の手順で確認できます。

  1. GA4の管理画面左側にあるメニューの「レポート」をクリック
  2. ライフサイクルの項目の中の「エンゲージメント」をクリック
  3. エンゲージメントの中の「ページとスクリーン」をクリック

すると以下のような画面が表示されます。

ページ別のアクセス数を調べることで、集客に貢献しているページやユーザーが熟読しているページを把握することができます。それぞれのページのアクセス数を理解することで、ユーザーがどのようなコンテンツに関心を持っているかを把握し、コンテンツの評価に役立ちます。

3-3.地域別でアクセス数を調べる

地域別のアクセス数は次の手順で確認できます。

  1. GA4の管理画面左側にあるメニューの「レポート」をクリック
  2. ユーザーの項目の中の「ユーザー属性」をクリック
  3. ユーザー属性の中の「ユーザー属性の詳細」をクリック

すると以下のような画面が表示されます。

地域別のアクセス数を調べることで、Webサイトに訪れるユーザーの地域を「国・都道府県・市区町村」の単位で把握することができます。特に、特定の地域でビジネスを展開している企業は、商圏内のアクセス数を把握することで広告や施策を行う判断材料の一つになります。

3-4.検索エンジンの流入キーワード別のアクセス数を調べる

GA4で検索エンジンの流入キーワードを調べるためには、まずGA4とSearch Consoleのアカウント連携が必須です。詳細はこちらをご覧ください。
検索エンジンの流入キーワード別のアクセス数は、Search Console連携後に次の手順で確認できます。

  1. GA4の管理画面左側にあるメニューの「レポート」をクリック
  2. Search Consoleの項目の中の「Search Console」をクリック
  3. Search Consoleの中の「クエリ:Googleのオーガニック検索クエリ」をクリック

すると以下のような画面が表示されます。

具体的にどのキーワードが流入につながっているかを把握できます。仮に流入先のページと流入キーワードの内容が一致していない場合、ページのコンテンツを見直すことでコンバージョンの改善を図ることが可能です。

4.まとめ

Google Analytics(GA4)は、Webサイトのアクセス数を無料でありながらも詳細に分析することができる優秀なツールです。
本記事では、Webサイトのアクセス数の調べ方について解説しましたが、データ分析の目的はビジネスの売上拡大に繋げることです。

先ほど説明したアクセス数の分析方法はほんの一部ですが、GA4のデータを活用することで、より深い洞察を得てビジネスをさらに発展させることが可能となります。

弊社は中小企業様のデータ活用支援を行っています。
GA4に関してご不明点がありましたら、こちらからお気軽にお問い合わせください。
データを最大限に活用し、売上拡大に繋げていきましょう。

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